2022.06.23ニュース

第7回ジャパンドローンに参加してきました!

こんにちは!

昨日、6/21(火)より第7回ジャパンドローンの開催がスタートしました。3日間の日程で6/23(木)まで、幕張メッセで開催しています。開催初日に参加してきましたので、そこで見てきたものを少しご紹介します!

・ブルーイノベーション株式会社

まずはブルーイノベーション株式会社のブースで展示されていた「ELIOS 3」です。初日の早めに来場したのは、これの記者発表が目的でした(笑)。
「ELIOS」シリーズといえば、Flyability社が製造している屋内空間の点検に特化したドローンのシリーズです。今まで「1」、「2」と発売されていて、この度「3」が最新モデルとして発表されました。
その長所は、何と言っても、飛行しながらリアルタイムで周囲の環境を3D点群マッピングできること。これにより、今自分がどういう場所を飛行しているのか、非常に明確にわかるようになりました。また、その取得データを用いた姿勢制御システムも搭載しており、非GPS環境下とは思えないほどの安定性も獲得しています。
細かい点もたくさん改善されており、間違いなく、今後ドローン屋内点検分野でさらなるシェアを広げていくだろうと思いました。

・セブントゥーファイブ株式会社

次はセブントゥーファイブ株式会社が開発している、屋内狭小空間点検用ドローンです。屋内のドローン点検は私たちが取り組んでいる分野なので、似たようなものばかり連続ですみません……
こちらは開発中らしく、まだ名前も未定とのことでした。しかし、4Kでの撮影はもちろんのこと、給電ケーブル搭載タイプも開発中とのこと。国産なので、外国製の機種と違い、修理のやり取りもしやすいのはメリットですね。

・Swellpro社

3つ目はSwellpro社のsplash droneです。防水ドローンという謳い文句だけあり、保護等級はなんとIP67。IPという保護等級は、前の数字が「人体・固形物体に対する保護」で、後ろの数字が「水の侵入に対する保護」を示します。
前の数字の「6」は、「粉塵の侵入が完全に防護されている」を示す、最高クラスの等級。後ろの数字の「7」は、「規定の圧力、時間で水中に没しても水が浸入しない」等級で、水上への着水は問題ないレベルです。
ここまでの保護等級のドローンは初めて見たので、驚きでした。ここまで強固な保護がなされていれば、用途は格段に増えそうですね!

・日本海洋株式会社 / Cilvus Technologies社 / C-Astral社

お次は、突入用ドローン。一見普通のドローンに見えますが、ガラスを破って建物内に突入し、中の様子を確認するために作られたドローンです。ひっくり返って墜落しても、自ら体勢を戻し任務を続行するみたいです。
設置されたモニターに流れていた「墜落でミッションを終わらせない」というキャッチには思わず感心してしまいました。
防犯などの分野にドローンの利用が広がっていることはもちろん知っていましたが、基本的にドローン事業に携わっている人間として、墜落させないことが第一であり、墜落したらミッションも何もなくまずは周囲の安全や後始末を考えなくてはならないのが日常なので、別用途の利用とはいえこの考え方には新鮮なものを感じました。
やはり、違う分野に目を向けるのは、視野を広げる意味でもいいことですね!

KDDI株式会社(株式会社プロドローン)

こちらはKDDIブースに展示されていた、プロドローン社製のPD6B-Type3です。物流用の機体としてメジャーなものですね。全国各地の物流実証実験で実績もたくさんある機体です。
実物を見るのは実は初めてでしたが、やはりというか、大きいですね。ペイロードのボックスサイズもイメージより大きく見えました。一度飛ばしてみたいですね、これは。

株式会社SkyDrive

こちらも物流用のドローンで、株式会社SkyDrive製のSkyLiftです。株式会社SkyDriveは空飛ぶクルマを開発している会社ですが、物流用ドローンも作っているんですね。SkyLiftの特徴で一番注目したいのは、飛行しながら荷物の受け渡しができる「ホイスト機能」。ペイロードしている荷物をつないだ紐が機体から伸びていき、地面に置くような形で、飛行しながら荷物を降ろすことに成功している動画がYoutubeで見られます。
https://www.youtube.com/watch?v=D6sp3i8zTEc&t=55s

・エアロセンス株式会社

最後はエアロセンス株式会社のエアロボウイング(AS-VT01)です。V-TOL型のドローンですね。V-TOL型とは、回転翼と固定翼を併せ持つ機体のことで、両者のいいとこどりができる機体です。
こちらの機体でいえば、回転翼ならではの垂直離着陸が可能で、飛行距離は固定翼を活かした50km。これだけ飛べると、また活用の幅も変わってきますね。効率的な測量だったり調査だったりにはかなりアドバンテージがありそうです。

以上、第7回ジャパンドローンで見た中で気になったドローンをピックアップして紹介しました。上記以外にも様々なドローンが展示されていて、それを見るだけでも十分楽しめる良いイベントです。特に大型のドローンは、あまり見るチャンスもないと思うので、貴重な体験かと。
これからもドローン関係のイベントに参加した際はレポートを上げていきたいと思いますのでよろしくお願いします!