2022.10.07ニュース

飛行許可申請 ハウツー vol.2(松川公園)

こんにちは。北陸ドローンスクールです。
飛行許可申請ハウツーの第2回目は「松川公園」です。桜の時期なんかはきれいですよね。花見の人たちもたくさんいるので、その時期は申請の難易度も上がりますが……

では、早速解説していきます。

許可される目的と料金

松川公園でドローンの飛行が許可されるためには、まず

飛行目的が業務でなければなりません。

これは富山県の定めるガイドラインに則ったもので、趣味では基本的に許可が下りません。業務以外では、学術研究目的や100g未満の機体、あるいは係留措置を施したケースなどが許可の対象になっているようです。詳しくは上記のリンク先をご覧ください。

許可が下りた場合は、使用料の支払いが必要になります。

料金は1760円(税込)/1日です。

ただこれは、2022年3月時点の情報ですので変更になっている可能性もありますのでご注意ください。

申請先

松川公園といっても松川とその川沿いの遊歩道とで管理者が分かれています。松川の管理者は富山県土木センター、川沿いの遊歩道は富山市公園緑地課になります。画像で示すと以下のようになります。

この状況では、どちらか片方でいいということはまずありませんね。両方に許可取りをする必要があります。

といっても、富山県土木センターに関しては、2022年3月時点では特に申請手続きなどはしていない状況でした。こういったものは変わる可能性もあるので、実際に飛行を計画する時は、一度電話で確認しましょう。上記のリンク先に電話番号が載っています。

一方、富山市公園緑地課の方は、必要書類を提出して手続きを踏む必要があります。こちらについて、次項で説明していきます。

必要な書類

富山市公園緑地課に提出する書類は以下の通り。

①行為許可申請書
②都市公園内における無人航空機の飛行について
③飛行範囲図
④企画書
⑤国土交通省許可証

個々に解説していきます。

①行為許可申請書
市のホームページからダウンロードできます。これは公園で撮影を行うため許可になります。使用料は公園緑地課の方で記入するので空欄のまま提出します。

②都市公園内における無人航空機の飛行について
こちらの書類は公開されていません。公園緑地課に連絡してドローンを飛行させたい旨を伝えると、メールで送付してくれます(2022年3月時点)。こちらも弊スクールで提出した際のものを参考までに貼っておきます。

2022年3月時点のものなので、無人航空機の詳細を書く欄に登録記号の記載がないですが、今では記載が必須になっていると思われます。

③飛行範囲図
Google Mapなどの地図アプリのスクリーンショットの上に、飛行経路と操縦者や補助者の位置を図示したものを作成します。書式はありますが、内容を満たしていれば大丈夫みたいです。下画像をご参照ください。

④企画書
なぜ松川公園での撮影が必要なのか、目的や用途が分かるような企画書の提出が必要になります。書式は特にありません。

⑤国土交通省許可証
まず大前提として、松川公園はDIDエリア内に該当します。そこの許可申請は必要ですし、人・物件から30m未満の飛行についても承認が必要になるでしょう。撮影に必要な許可承認申請書を取得し、それを公園緑地課に提出する必要があります。

申請の流れ

申請の流れは上図のようになります。
使用料は許可証と一緒に振込先の案内が来るので、そちらに振り込みます。

ご参考いただければ幸いです。